春から夏の境目は天候の変化が激しく気温も不安定な時期です。
晴天で半袖で良いくらいの暑さであっても、朝起きるとすごく寒いといった事も珍しくありません。
この時期に特に気を付けたいのが睡眠の質の低下による不調です。
今回は季節の変わり目に多い睡眠の質の低下を防ぐためには、何に気を付ければ良いのか?
ご紹介していきますのでご参考にしてください。
なぜ季節の変わり目は睡眠に影響が出るのか
季節の変わり目による睡眠への影響に関しては、日照時間の変化や朝晩の寒暖差など睡眠環境が大きく変化する事が原因です。
体感よりも朝陽が早くなると眠りが浅くなってしまう以外にも、夜も短くなるので睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されにくくなります。
睡眠ホルモンのメラトニンとは?
メラトニンは普段睡眠中に活動しており、起きてからおよそ15時間程度経過すると分泌され始め、心身共にリラックスして眠りを促しています。
質の良い睡眠は肌を綺麗にするというのはこのメラトニンが関係しており、メラトニンは高い抗酸化力を持っているので、日常的な食事で補うよりも多く取り入れられます。
睡眠の質が低下するとどうなる?
睡眠不足が続くとメラトニンが減少し、肌のツヤやハリなどが低下する事により老化が進みます。
また、肌だけでなく体温調節もバランスが取れずに体調を崩しやすくなったり、身体のだるさがいつまでも取れない原因になるという訳です。
メラトニンの減少は日常生活の大切な部分に大きな影響が出る為、できるだけ季節の変わり目でもしっかりと睡眠を取れる環境づくりが大切になってきます。
体内時計が乱れやすい原因
メラトニンの分泌は光によって変化するので、日照時間の変化や明るい場所での睡眠は体内時計が乱れてメラトニンの分泌を妨げてしまいます。
体内時計は加齢と共に弱まっていく特徴がありますが、それ以外にも、運動不足や睡眠不足によって体内時計が乱れた状態が続くと生活習慣病など様々な疾患に影響を及ぼします。
少しでも体内時計を整えるには
体内時計の乱れは日々の活動に大きく影響し、常態化してしまうと改善する事も難しくなりうるので、できる事から少しずつ意識していく事が大切です。
- 毎朝起きたら朝陽を浴びる
- しっかりと朝食を食べる
- 毎日同じ時間に起床する
- 運動の習慣をつける
- カフェインを含む飲料は睡眠の4時間前まで
- ゆっくりと入浴する
- 夜に明るくしすぎない
- 食事は睡眠の2時間前まで
毎日が忙しいと簡単な事も難しくなってしまいがちですが「まずは毎日必ず1つこれをやる」という事から始めてみましょう。
大切なのは生活にメリハリをつける事
生活にメリハリをつけて頭だけでなく身体にもしっかりと朝・昼・夜を認識させる事で、体内時計に良い影響を与える事ができます。
朝陽を浴びて身体を目覚めさせてしっかりと朝食を食べる事や、軽い運動や労働で身体を動かす事により昼間の活動を活発にさせる。
夜になれば身体をきちんと労わり、喫煙やカフェインの摂取など無理な刺激を与えないように、睡眠時間前には身体を落ち着かせている事。
このように日常生活で身体に理解させるといった活動が非常に重要です。
より良い環境で身体を元気に
睡眠は身体に大きな影響を与える為、少しでも睡眠の質を上げるには日頃の生活習慣が肝になってきます。
もちろんこれらの活動は身体だけでなく心身にもとても大きな影響を与えているのです。
「朝はしっかりと起きて昼間は頑張り、夜は好きな事をゆっくりと楽しむ」という風に身体に優しくするには環境づくりから始めると良いでしょう。
空気清浄機で部屋の空気を綺麗にしたり、日中は自然の光や空気を取り込み、寝間着や寝具を気温に合わせて使用するなど、当たり前のようでも思っている以上に大切な習慣や環境もう一度確認していきましょう。
気分転換や身体の不調改善にも、当院でもリラックスして頂いた状態で施術を行っておりますので、お気軽にご利用ください。
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